鹿児島のくらし

鹿児島の暮らしにあると便利なもの

九州の最南端に位置する鹿児島県。数年前、鹿児島に転勤すると聞かされた私ですが、生まれも育ちも関東圏だったので、あまりにも鹿児島県について予備知識がなく、実際の生活が全く想像できませんでした。とりあえず、「桜島があるから、灰が降るのかな…」くらいしか思いつかなかったです。

が、10年間住んで実際に、こんなところが鹿児島は特殊だなぁという点がたくさんあったので、これから鹿児島での生活を始められる方、ぜひ準備の参考になさってください!

ポイントは「暑さ」と「桜島の灰」の2つです。

鹿児島は暑い!

九州最南端の鹿児島は、とにかく暑いです。地球沸騰時代といわれる昨今、鹿児島の夏の暑さは本当にすごいです。陽ざしの強さが強烈なんですよね。そんな気候ですので、やはり「暑さ」とそれに伴う「湿度」。これらへの対策が重要です!

暑さ対策① 扇風機(サーキュレーター)

鹿児島は夏が暑すぎるので、真夏は屋外で過ごすのが危険なレベルです。すると、おのずと家で過ごす時間が増えます。

エアコンだけでは室内を全て快適に冷やすことが難しいことも。特にキッチンなんかは暑くなりやすいですよね。そんなときに、ピンポイントで涼しくできる扇風機がとっても便利です!

この扇風機、湿度対策にもすごく役立ちます。梅雨が長い鹿児島では、熱帯雨林かと思うほど高湿度になります。我が家は越してきた年に、なにも湿度対策をしていなかったので、クローゼットの中の鞄がカビるという恐ろしい経験をしました。。
湿気がたまりやすいクローゼットや、寝具などに、扇風機やサーキュレーターで風を送るだけでも、カビ対策に有効です。ヘッドを自由に動かせるタイプなら、部屋干しで乾きにくい洗濯物に送風する際にも便利ですね。

暑さ対策② 除湿器

鹿児島の湿度の高さは舐めない方がいいです。6月の雨の多さは住んでみてビックリしました。また、湿度のジメジメが体感温度も上げてしまうんですよ。

湿度対策としての扇風機ももちろんいいのですが、海に近かったり、築年数の古い物件にお住まいだったりすると、本当に家の中の湿度がやばいことになり、扇風機ではまかないきれない可能性も。そんなときはやっぱり除湿器をご用意されることをおすすめします。梅雨の湿気で閉まっていた旦那さんの冬用スーツがカビて全滅した…という話をきいたことがあります。湿度が上がりやすいクローゼットや寝室など、定期的に除湿器で湿度を調整することをお薦めします。

暑さ対策③ UVカットのつば広帽子

鹿児島の陽ざしの強烈さ、私は「夏だー!」となって好きなんですが、お肌には、百害あって一利なしです。東北に引っ越してきた今、鹿児島でダメージを受けた肌が、日々回復していくのを実感しています笑

私は面倒くさがりなので、あまり一生懸命に紫外線対策をしてこなかったのですが、それでも唯一UVカットの帽子だけは、外出の際にかぶっていました。鹿児島は公共交通機関があまりいきわたっていないので、おそらく転勤族の方は、自転車か車移動が主になると思うので、日傘は使いにくい。なので、帽子が便利だと思います。

いろんな美容家さんが言ってるように「美は一日にしてならず」なんですよね。帽子をかぶるのは、ハードルが低い対策なので、とりあえず最低限これだけは。美意識の高い方は本当に鹿児島の紫外線はご注意ください!なかなかの破壊力です。数年住むだけでも影響は大きいと思います。もちろんお子さんにも。キャップよりもハット型で、全方位日よけできるものが良いと思います。

灰対策① 黒い靴と黒いボトムス

鹿児島といえば、活火山の桜島を思いうかべる方も多いですよね。噴火の頻度はまちまちですが、「ドカ灰」という大きな噴火の際は、空が真っ暗になるほど灰が降ります。映画のように、町が真っ暗になってサーッという音とともに灰が降るんですよ。けど、地元の方は日常を止めないので、本当にびっくりしました。東京であんなことになったら超パニックです。

灰は雪のように溶けてなくなることはありません。ドカ灰の次の日は、道の端にたまった灰が車に巻き上げられ、服や髪が灰まみれになります。そんな日は、白い服装は絶対NG。繊維に入りこんだ灰は、こすって洗わないと取れません。汚れの目立ちにくい黒い靴とボトムスは一つはあった方がいいと思います。

まぁ、10年暮らすうちに慣れてしまった私は、いつの間にか気にならなくなり、薄い色の服や靴を着用してました。パンパンはたけばOKでしょ!という感じです。ご自身の性格に応じてご判断ください笑

灰対策② フェザーダスター

聞きなれない名前ですが、画像を見れば皆さん「あー」となるのでは。

フェザーダスター

車をお持ちの方は、特に必須品です。灰は小さなガラスの粒なので、そのまま雑巾などで拭き取ろうとすると傷がつきます。なので、このような柔らかい素材のはたきで、灰を落としてあげる必要があります。あらかた灰が落ちたら水で洗い流すとより綺麗になります。

自転車の場合も、灰を落としてあげることで、さびを防げたりします。私は、サドルと子供のチャイルドシートをすぐにふけるよう、自転車カゴに柔らかいタオルを常備していました。

ベランダや玄関先に置いてある物も、気づいたら灰をかぶっていたりするので、一家に一つあれば役立つはずです!鹿児島のカー用品店には、必ずおいてあると思うのでぜひチェックしてみてください。

鹿児島の暑さと灰はなかなか厄介ですが、お役立ちグッズでやり過ごして快適に過ごしてみてくださいね。