転勤の心得

「挨拶」を大事にしているということ

引越しから2か月ほどたつと、ようやく生活が落ち着いてきた。と感じる方も多いのではないでしょうか?引越し前後は、新生活の準備に奔走して息つく間もない日々ですが、やっと生活が落ち着いてくると、自分の中の「ある感情」にふと気が付く瞬間がやってきます。

それは、「あ・・・なんか寂しい。」というやつです。

引越しを繰り返されているプロ転勤族の方でも、やはり住み続けた土地を離れるのは寂しいですよね。大なり小なり築いてきた人間関係や、お気に入りのお店、ほっと和む景色、それらをいっぺんに失って、寂しくない訳がないです。
失った今までの「当たり前」を補うために、気づかないうちに心は疲れています。

引越しの過程であった、あんなトラブルやこんなハプニング。心に抱えたストレスを誰かに共感してもらいたい。ちょっとした立ち話でもいいから、話ができる「知り合い」がめっちゃほしい・・・という時期が、私は大体引越し後2か月で来ます。(笑)

でも、そんな風に「気軽に話ができる知り合い」って、なかなかすぐにはできないんですよね。そんなジレンマの渦中にある私は、とにかく「挨拶をする」ということを心掛けています。

いきなり個人的に話しかけるのは勇気がいるし、ちょっと警戒される可能性もあります。
けど、挨拶なら自然だし、誰にでもできます。マンションの住民や、管理人さん。幼稚園や習い事の送迎で出会う保護者さん、よく行くお店の店員さんにも、こんにちはーと言ってすれ違います。

とにかく、自分から声を出すことが大事です。不思議な感覚ですが、ずっと人と話していないと、うまく言葉が出てこなかったり、とっさに表情を作れなくなったりすることありませんか?家族とのコミュニケーションとは違くて、他人とやり取りをする際、人間って少なからず「演技」をするような感覚があると思うんですが、ずっと声を出さないと、その感覚がめちゃくちゃ鈍ってしまうような気がしています。

なので日々の小さな「リハビリ」として、なるべく自分から挨拶をするように心がけています。そうする事で、他人と話すことに抵抗がなくなって、急に話しかけられた時にも、挙動不審になることを防げると思っています!これって大事ですよね⁉

また、挨拶で顔見知りになると、エレベーター内などでたわいない会話ができたり、向こうから話しかけてもらえたり、少しずつ関係ができることがあります。
もちろん、何も起こらないことの方が多いですが、自分から挨拶をすることで、少しでも「話しやすそうな人」と認識してもらえたらラッキーくらいに思っています。

あと、挨拶をする自分を子供に見せたい、という気持ちも少しあります。これからも引越しを経験するかもしれない我が子に、いつ・どこでも、オープンな心と態度をとることが大事だよ、ということを伝えられたならなぁと思っています。

挨拶もハードル高いよ…という方は、会釈でもいいと思います。そして、その時はできれば目線を合わせて「あなたに挨拶しています」という意思表示とセットにすることをお薦めします!

少しの勇気が明日のハッピーにつながるかも。日々頑張っていきましょう!

positive